ダイエットの落とし穴

ダイエットと関係のある病気や健康被害。心の問題などについて。

 

ダイエットと病気、健康被害

骨粗しょう症・拒食症・過食症・便秘

これらの病気とダイエットは密接に関わっています。

なぜ骨粗しょう症という病気になってしまうのでしょうか。

ダイエットをする中でも特に、「ダイエット=食事をしない事」という行き過ぎた考え方をしてしまうと、ダイエット中栄養素が極端に不足し、特に骨を形成しているカルシウムが足りなくなる場合があります。
すると、人間は生きていくのに必要なカルシウム分を自分の骨から摂るようになり、その結果、カルシウムを摂られた骨が密度がすかすかになり、骨粗しょう症になってしまうのです。

栄養の供給を一気にやめるという事は体にとっては大変危険なことで、炭水化物などの摂取をいきなりやめると今度は体を作るのに必要なたんぱく質などを栄養分として分解するようになり、結果頬がこけたり、「痩せた」というよりか「やつれた」という方が正しいような状態になってしまいます。

また、ビタミンなどが欠乏すると風邪を引きやすくなったり、吐き気やめまいがしたりと、体の調子はどんどん崩れていきます。

ダイエットと心の問題

栄養面でのバランスを良くやせて行っても、それだけでは安心出来ません。
通常ではあまり考えられない状態ですが、ダイエットを続けていくうちに「痩せる事=楽しみ」という気持ちが強くなりすぎて、痩せるためならなんでもするようになってしまう場合があります。

その結果、「食事=悪い事」という気持ちが生まれ、食べる事が出来なくなり、拒食症となる場合もあります。
食べては吐いてを繰り返すような健康に悪いダイエットをしている人もいるようで、食事を受け付けられないようになって入院するケースもあるようです。

また、ダイエット中の食べられないというストレスから過食症になり、過食症の不安から拒食症になりと、この二つを繰り返してしまうケース。

ダイエット中に下剤などを用いて無理やり排便を続け、その結果として自力で排便する能力がなくなってしまうケースなど、ちょっと大げさかもしれませんがこうした事が実際に起こっているのです。

ダイエットとは、本来健康な体を作るためのものであり、健康でなければ美容面でも美しくなれるものではありません。

ダイエットの危険な面も良く考え、健康的に痩せるような方法を選んでください。