メタボリックについて

最近良く聞くメタボリックという言葉。具体的にはどういうものなんでしょうか。

 

メタボリックとは何か

メタボリックシンドロームという言葉を最近よく聞くようになってきました。

メタボリック(metabolic)とは日本語に約すと「代謝」であり、代謝症候群ともいいます。

代謝症候群という言葉がしめすように、メタボリックシンドロームとは、代謝に異常が発生してしまう事を言います。

その要因として、内臓脂肪型肥満と高血糖・高血圧・高脂血症が挙げられ、とくに内臓脂肪の影響が強い事から、内臓脂肪症候群とも呼ばれます。

メタボリックシンドロームの判断基準としては、日本人男性の場合ウエストが90cm以上、女性の場合80cm以上とされていて、これに加えて高血糖、高血圧、高脂血症のうち二つがあてはまる事とされています。
体型としては、リンゴ型肥満の体型の人の方がこの疑いが強くなります。

なぜ内臓脂肪型肥満になると代謝に影響が出るかというと、内臓脂肪が分泌するものに関連があり、その内分泌因子が遺伝子発現レベルで影響して代謝に影響を及ぼすとされています。

メタボリックシンドロームの改善

メタボリックシンドロームは生活習慣病の一種であり、病院での治療ではなく、個人の努力による改善が重要となってきます。
そして、この改善方法こそがダイエットなのです。

メタボリックシンドロームを改善するためには、ダイエットの中でも特に低インシュリンダイエットなど、食事に関連するダイエット方法とジョギングなどの運動に関連するダイエットを併用する事が望ましいといえます。

メタボリックシンドロームの改善は、糖尿病の予防やその他様々な病気の予防に繋がります。

自分がメタボリックシンドロームかもしれないと思ったら、なるべく早めの対処をとりましょう。何か事が起こってからでは遅いのですから。